スナップ探し 序章
 

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スナップ探し③







今回もバス釣りに使用するスナップについて。

スナップの線経と結び目強度の関係という記事で、
細いスナップは結び目の強度を著しく弱くする
という結論にいたりましたが、

スナップに重要なのは
結び目の強度だけではありません。




以前も書きましたが、
私のタックルは非常に特殊で

・竿は
   ノリーズ ロードランナー ストラクチャー ST670MH-Ft
・リールは
   ダイワ T3air
・ラインは
   よつあみ PE G-soul X8 1.5号
・リーダーは
   クレハ(KUREHA) ライン シーガー R-18フロロリミテッド 20lb

です。

かなり強めなベイトフィネスであり、バーサタイルと認識しています。


このタックルで、
1gジグヘッドからクランク、スピナーベイト、やラバージグを全てやろうとすると、どうしてもスナップが必要になりますし、存在感の小さなワーム等の使用時には、スナップ自体の存在感の小ささが重要になります。
また、ルアーによってアイのサイズ、形、場所が様々なのでどのルアーにも取り付けられる形状である必要があります。

また対象魚種は、
バスはもちろん、キャット、なまず、シーバスもこれでやります。
そのためラインはPE30lbにリーダーはフロロ20lbですので、それに耐えられるだけの強度も必要になります。



【スナップ必要条件】
・存在感が小さい
・どのルアーにも使える形状である
・PE30lbに耐えられる強度がある



ということで、サイズ、強度ともに良いだろうと以前使っていたのが、


【オーナー耐力スナップ#000



結果的に#000では強度不足で、
変形して閉まらなくなることが多々ありました。8kgf、16lbですからね…

また、気が付いたら開いていたということもよくありました。
開いた状態で引っ張ると簡単に伸びてしまいますし、ルアーのロストに繋がる重要な問題です。


耐力の強度がいまいちだったので、
次に使ってみたのが

【デコイラウンドスナップ#00


サイズを#00にしたので強度は18lbと微増。
でも艶消し黒なので1サイズ上げても存在感が逆に小さい!
というのは大きく評価できます。

問題はやはり強度で、こいつも伸びて閉まらなくなったり、いつの間にか開いていたり、
という事がありました。

当たりがあって合わせたらすっぽ抜け、ちくしょーと思って回収したらスナップが開いていてルアーが無い・・・
ということも…
悲しすぎます。

強い糸に小さいスナップ、ハードな開閉では無理があるのか!?
と悩んでしまい、


何を血迷ったのかamazonで購入してしまったのがこちら

【ダイワSWスナップT-1




いきなり徳用を買ってしまったのですが、
この抜群の安さと、T1でもT2でも65lbという驚異の強度! しかも外れにくいクロススナップ!
と3拍子そろった驚きでポチっとしてしまったのでしょう。


※楽天で540円でした!



ということで
並べて比較。

DSC_4988-2

左がSWスナップで真ん中と右がラウンドスナップの#000と#00です。


DSC_5039

SWスナップ、サイズはいいのですが、なんせ開けづらい(笑)

でもまぁ開けられないわけではなく、
逆に、それだけ外れにくいのか!という安心感でこのデメリットをポジティブに考え、
先日の霞釣行時に使用してみました。


結果からいうと、

・どんなにPEで引っ張っても伸びない!

でも、

・ミスキャストで壁にぶつけたら外れた
・開閉が大変すぎて、ルアーの交換を控えてしまう
・ルアーのアイに通す部分が180度折り返されていてルアーの脱着に時間がかかる

という結果に。




デメリットの方が多い・・・
しかもぶつけたら開いた・・・
フロロ20lbで思いっきり引っ張っても伸びない、変形しない点はさすがでしたが。


ということで、SWスナップの使用はやめようと思っていたのですが、

ここで例の
根ががりしてもスナップの結び目でリーダーが切れない
ということに気づき、
【スナップの線経と結び目強度の関係】を調べるにいたったわけです。



これらを踏まえると、
伸びる事が無く、使用中に開くことが少なく、結び目の強度も強い、
ダイワのSWスナップT1が今のところの最優秀賞なのですが、
何せ付け外しが大変・・・


ということで再度スナップ探しの旅にでることになりました・・・・・・・



エビカム的にはスナップには新たに条件を追加した下記条件を全てクリアしてほしい。


【新スナップ必要条件】
・存在感が小さい
・どのルアーにも使える形状である
・PE30lbに耐えられる強度がある
・線径0.5mm以上
・勝手に開かない
・ルアー交換が簡単



これらの条件を満たしているであろうスナップをネットで探して買ってみました。
   ↓↓↓

DSC_5059

左から
Fishing Fighters(フィッシングファイターズ) スナップ 鉄腕スーパーSUSスナップラウンドタイプ #000
スタジオオーシャンマーク オーシャンマーク オーシャンスナップ OS3S
がまかつ 音速エギスナップ S
がまかつ 音速エギスナップ M

音速のエギスナップは本命なので2サイズ買ってみました。
線経はほとんどのメーカーに記載がないので、カンで選びました。
オーシャンスナップに関しては、必要条件である「ルアー側が単軸」をクリアしていませんが、
こんなのあるの!?とビックリしたのでまたもや衝動買いしてしまいました・・・



とりあえずサイズ感はこんな感じ

DSC_5061

左から
Fishing Fighters(フィッシングファイターズ) スナップ 鉄腕スーパーSUSスナップラウンドタイプ #000
スタジオオーシャンマーク オーシャンマーク オーシャンスナップ OS3S
がまかつ 音速エギスナップ S
がまかつ 音速エギスナップ M


音速のM以外、大きさは似たり寄ったり。




今まで使っていたスナップ達と並べてみると

DSC_5083



こんな感じ。
DSC_5082

左から
オーナー(OWNER) カルティバ 耐力スナップ P−20 #000
DECOY(デコイ)ラウンドスナップ#00
DECOY(デコイ)ラウンドスナップ#0
Fishing Fighters(フィッシングファイターズ) スナップ 鉄腕スーパーSUSスナップラウンドタイプ #000
エバーグリーン EGワイドスナップ#1
ダイワ(Daiwa) SW−Snap T−1
がまかつ 音速エギスナップ S
がまかつ 音速エギスナップ M
スタジオオーシャンマーク オーシャンマーク オーシャンスナップ OS3S







必要条件を満たしているか調べていきます。



【存在感】
存在感の小ささはやはり、色と大きさでラウンドスナップの#00がベストです。
でもSWスナップより若干小さく、色が黒い音速エギスナップのSも意外と優秀。
ここら辺までは許せる範囲です。




【線経】
線形の記載がほとんどないので、
マイクロメーターで計ってみました。
SWスナップT1

品名サイズ記載強度線経
耐力スナップ#00016lb0.415mm
ラウンドスナップ#00 0.399mm
ラウンドスナップ#020lb0.452mm
鉄腕ラウンドタイプ00035lb0.498mm
E.G.ワイドスナップ116lb0.500mm
SW-Snap 徳用T165lb0.594mm
音速エギスナップ40lb0.505mm
音速エギスナップ60lb0.603mm
Ocean Snap#3S25lb0.713mm


必要条件「線経0.5㎜以上」クリアしたのは
Fishing Fighters(フィッシングファイターズ) スナップ 鉄腕スーパーSUSスナップラウンドタイプ #000
エバーグリーン EGワイドスナップ#1 
ダイワ(Daiwa) SW−Snap T−1 
がまかつ 音速エギスナップ S
がまかつ 音速エギスナップ M
スタジオオーシャンマーク オーシャンマーク オーシャンスナップ OS3S

その中でも、
SWスナップ、音速Mは0.6㎜
オーシャンスナップは0.7㎜
でした。


【形状】
DSC_5082

大きく分けると、
1~5がクイックスナップ
6~8がクロススナップ
9が変形スプリットリング
って感じでしょうか。


実際に使用してみた結果も含めてそれぞれの特徴書いていきます。




1、2、3の
オーナー(OWNER) カルティバ 耐力スナップ P−20 #000
DECOY(デコイ)ラウンドスナップ#00
DECOY(デコイ)ラウンドスナップ#0
に関しては、
折り返しが短く、開けやすく交換しやすいが、勝手に開く危険も高い
耐力ラウンドの00は使っていて強度不足をかなり感じました。
ラウンドの0は線径も4.5と若干太く強めですが、それでも壊れたり開いたりしてしまいます。


4の
Fishing Fighters(フィッシングファイターズ) スナップ 鉄腕スーパーSUSスナップラウンドタイプ #000
に関しては、折り返しが長く角度が大きいので、勝手に開くことは少なそう。
開閉がちょっと固いけどクロスタイプよりは交換が簡単で非常にいいです。
ただちょっと大きいのと銀色なのがマイナス。


5の
エバーグリーン EGワイドスナップ#1 
は固いが折り返しが短いのか?何度も勝手に開いた。
根掛かりをひっぱったら破断した。
ファイト中にバレたと思ったらスナップが開いてスナップだけ返ってきたときは二度と使わないと思いました。
期待していただけに、残念。

勝手に開いて帰ってきた↓
絡まった?
DSC_5043

破断して帰ってきた↓
DSC_5051



6~8の
ダイワ(Daiwa) SW−Snap T−1 
がまかつ 音速エギスナップ S
がまかつ 音速エギスナップ M
はクロスタイプで、勝手には開かない。
しかし、SWスナップは初めの方に書いた通り、開けづらく、ルアーの脱着が困難すぎるので、めっちゃ強いけど使いたくない。

音速は折り返し部が大きくつくってあり、開かずしてルアー交換が可能。
細軸のラバジ、マス貼りでも使用可能。
アイが奥まっているルアーの交換はしづらい。
音速エギのSは黒いのでサイズ大きいけど妥協できる範囲でしたが、結構簡単に伸びます!
絶対40lbも強度なし。開かなくても伸びたらルアー無くなります。
Mはでかすぎ。


9の
スタジオオーシャンマーク オーシャンマーク オーシャンスナップ OS3S
はスナップとしては特殊な形状。
スナップリングの変形型で、ペンチ無しでルアー脱着が可能。
ただルアー側の軸が二重になるので、マス針やスモラバ、ラバージグなどのアイが小さいものは使用不可。
あと、重いです。




と、
結局全部だめー(笑)

妥協して、鉄腕の000かSWスナップT-1くらい?


全然ベストではないので、
スナップ探しの旅は続きます…












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